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複数シーンの連結によるインタラクティブ三次元ビデオ

服部 雄一, 大阪大学大学院 修士学位論文, Feb. 2008.

論文概要

イメージベース・レンダリングは,実写映像をもとに現実感の高いコンピュータ・グラフィックスを作成し,それらを仮想環境内に取り込む技術であり,Virtual Reality およびAugmented Reality の分野の発展に大きく貢献するものと思われる.中でも,3 次元ビデオによる自由視点映像は,複数カメラで撮影した実写映像をもとに3 次元復元を行って生成されるもので,新たな形のメディアとして盛んに研究が行われている.3 次元ビデオは,没入環境で提示することで被写体を実物大で再現することができ,閲覧者が実際に撮影された場面に入り込んだかのような感覚での鑑賞が可能になる.本研究では,3 次元ビデオに双方向性を付加するための提案として,インタラクティブ3 次元ビデオの生成および提示を行う統合的なシステムを作成する.これは,閲覧者がビデオを頭部搭載型ディスプレイで閲覧しながら映像内の被写体に対して「さわる」ような感覚で何らかの働きかけを行うことで,インタラクティブに映像内容が変化するものである.このシステムを実現するには,閲覧者の与えたタイミングであらかじめ用意しておいた映像をスムーズに切り替えなくてはならず,そのためには異なる3 次元ビデオクリップを自動連結する手法が必要になる.本研究で提案する手法では,入力データである時系列3 次元ポリゴンメッシュ形状をスケルトン化することで,各クリップ間の連結可能なフレームの探索,2 つのポリゴンメッシュ形状間の対応関係の決定,頂点の補間軌跡の決定を効率良く行うことができる.この手法により,単純な線形補間に比べ補間ポリゴンメッシュの形状は大幅に改善し,破綻の少ない補間形状を生成できることが確認できた.このアルゴリズムを用いてインタラクティブ3 次元ビデオ提示システムを作成し,ユーザの動作に応じて映像が変化するシステムが実現可能であることを確認した. (pdf file)

関連論文

  • "3次元ビデオの連結による無限再生可能な自由視点映像の生成", 情報処理学会 研究報告, CVIM161-7, Jan. 2008. (pdf file)
  • "視体積交差法復元形状への標準人体モデル当てはめによる高精度化", 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)講演論文集, pp. 702-707, Jul. 2007. (pdf file)
  • "視体積交差法復元形状への標準人体モデル当てはめによる高精度化", 情報処理学会 研究報告, CVIM158-20, Mar. 2007. (pdf file)
  • "視体積交差法復元形状への標準人体モデル当てはめによる高精度化", 画像電子学会第229回研究会 講演予稿, 06-04-12, Nov. 2006. (pdf file)
  • "3次元Huモーメント不変量を用いた時系列ボリュームデータの圧縮", 画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)講演論文集, pp. 873-878, Jul. 2006. (pdf file)
  • "3次元Huモーメント不変量を用いた時系列ボリュームデータの圧縮", 情報処理学会 研究報告, CVIM154-20, May 2006. (pdf file)
  • "3次元Huモーメント不変量を用いた時系列ボリュームデータの圧縮法", 電子情報通信学会 総合大会講演論文集, D-12-46, Mar. 2006. (pdf file)
  • "3次元Huモーメント不変量を用いた時系列ボリュームデータの圧縮法", 大阪大学 特別研究報告, Feb. 2006. (pdf file)