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スケーラブルなドーム形状没入型視覚ディスプレイ構築手法に関する研究

柴野 伸之, 大阪大学大学院 博士学位論文, Sep. 2004.

論文概要

本研究は,コンピュータ上に構築したバーチャル環境を,体験者の周囲を取り囲んだ視野を覆うスクリーンに映像提示するドーム形状没入型視覚ディスプレイの構築手法を確立することを目的とする.最初に試作した大型ドーム形状没入型視覚ディスプレイの考察から,ドーム形状ディスプレイの効果と課題を明確に示し,課題を解決したコストを重視したコンパクトサイズの小型ドームディスプレイと,さらにその技術を拡張した多人数が同時に映像を見ることができる大型ドームディスプレイの構築手法について述べる. これらの構築過程において,課題を解決する映像歪み補正手法,重なり合った映像境界部分の特定手法,及び輝度補正手法を開発し,手法について詳細を述べるとともに,その映像補正精度や効果に関する評価を述べる.本研究におけるドーム形状没入型視覚ディスプレイの構築手法は,ドームスクリーンの大きさに制限がなく,小型から大型まで対象人数に応じてスクリーンサイズを設計,構築可能とするものであることから,スケーラブルなドーム形状没入型視覚ディスプレイの構築手法として提案する. 本研究の成果として,映像歪み補正手法と投影シミュレータの開発により,汎用的な PC やプロジェクタを用い,低コストでコンパクトな小型ドーム形状没入型視覚ディスプレイの構築を実現した. また,映像歪み補正手法に加えて,映像境界部分の特定手法と輝度補正手法より,汎用的な PC と液晶プロジェクタを多数用いながら,映像のつなぎ目を感じさせないシームレスな広視野立体映像を複数人に提示することが可能な大型ドーム形状没入型視覚ディスプレイの構築を実現した. 最後に,本研究の成果と得られた知見をまとめ,今後の展望を述べて,本論文を締めくくる.(pdf file)

関連論文

  • "複数ムービーファイル同期表示没入型視覚ディスプレイの開発", 日本バーチャルリアリティ学会 大会論文集, 2B2-1, Sep. 2004. (pdf file)
  • "マルチプロジェクタを用いたスケーラブル大型ドームディスプレイ CyberDome の開発", 日本バーチャルリアリティ学会 論文誌, Vol. 9, No. 3, pp. 327-336, Sep. 2004. (pdf file)
  • "サイバードーム視覚ディスプレイシステムの開発", 日本バーチャルリアリティ学会 大会論文集, 1B3-2, Sep. 2003. (pdf file)
  • "小型半球面スクリーンを用いた没入型視覚ディスプレイの開発", 日本バーチャルリアリティ学会 大会論文集, pp. 393-396, Sep. 2001. (pdf file)
  • "A New System for Interactive VR Applications Using a Compact Hemi Spherical IPD (CyberDome)", Proc. Virtual Reality International Conference (VRIC), pp. 101-107, May 2004. (pdf file)
  • "Development of VR Experiencing System with Hemi-Spherical Immersive Projection Display for Urban Environment

   Design", Proc. Int. Conf. on Virtual Systems and MultiMedia (VSMM), pp. 499-505, Oct. 2001. (pdf file)

  • "Development of VR Experiencing System with Hemi-Spherical Immersive Projection Display", Proc. Int. Display Research Conf./Int. Display Workshops (Asia Display/IDW), Oct. 2001. (pdf file)